「何か作ってみたいと考えて創作するのは人間として非常に次元が高いこと。より幸せに生きたいという夢であり本能でもある。手芸は精神文化を支えるものです」
創業者の濱中利基男は、そのような哲学を持って手芸商品を開発しつづけました。
そしてより高度な表現を求めて多くの絵画や彫刻に触れましたが、長崎の「平和祈念像」で有名な彫刻家・北村西望氏の作品にとくに心惹かれました。自分の思いを代弁しているように感じられたのです。 「美しく天真爛漫で、将来に夢を抱いて世の中に大きく羽ばたく」。利基男にとっての理想の女性像を彫刻のなかに見いだしていました。
京都のハマナカ本社の玄関わきに、西望氏に制作を依頼した『花吹雪』と『若き母親の像』が設置されています。『花吹雪』は躍動感に満ちた女性のありようを、『若き母親の像』は子どもを育てようとする慈愛と強い意志を道行く人に語りかけます。
そしてより高度な表現を求めて多くの絵画や彫刻に触れましたが、長崎の「平和祈念像」で有名な彫刻家・北村西望氏の作品にとくに心惹かれました。自分の思いを代弁しているように感じられたのです。 「美しく天真爛漫で、将来に夢を抱いて世の中に大きく羽ばたく」。利基男にとっての理想の女性像を彫刻のなかに見いだしていました。
京都のハマナカ本社の玄関わきに、西望氏に制作を依頼した『花吹雪』と『若き母親の像』が設置されています。『花吹雪』は躍動感に満ちた女性のありようを、『若き母親の像』は子どもを育てようとする慈愛と強い意志を道行く人に語りかけます。
宮崎県のハマナカホビール工場のシンボル『自由の女神』は、西望氏があえて馬上に武将ではなく両手を高く掲げた女性を乗せて平和の象徴とした作品です。
一人親でも前向きでたくましく、働くことが好きだった利基男の母。
北村西望氏との出会いによって、あらためて偉大だった母を追慕したのかもしれません。
もっともっと強く生きてほしい、そんな女性への願いが、いまもブロンズ像をとおして伝わってきます。
北村西望氏との出会いによって、あらためて偉大だった母を追慕したのかもしれません。
もっともっと強く生きてほしい、そんな女性への願いが、いまもブロンズ像をとおして伝わってきます。